「DIYが趣味だけど、外壁塗装ってDIYできるの？」
あなたは外壁塗装のDIYでこのように悩んでいませんか。
「自分好みの外壁塗装に仕上げたい」と思っても、どうすればいいかわからないという人が多いはず。
外壁塗装は、DIYが可能です。
しかし、メリットやデメリットがありますよ。
そこでこの記事では、外壁塗装のDIYの作業手順やメリット・デメリットについて詳しく解説。
また、外壁塗装の1番いい方法を解説していきます。
「外壁塗装のDIYについて詳しく知りたい」という人は、この記事をチェックしてください。
▽目次
- そもそも外壁塗装はDIYできるの？
- 外壁塗装をDIYする際の手順について
- 外壁塗装をDIYするメリット
- 外壁塗装をDIYするデメリット
- 外壁塗装はDIYではなくプロに任せよう！
- 外壁塗装のDIYのまとめ
1-1. 初心者でDIYは難しい
そもそも外壁塗装はDIYできるの？
「外壁塗装は、DIYできるのかできないのか」気になりますよね。
結論からいうと、DIYは可能です。
ただし、専門的な作業が多いので素人ではとても大変な作業になります。
また、部分的な補修程度の外壁塗装であれば、それほど難しくありません。
しかし、全面的な外壁塗装となると、高所作業もあり難易度が高いといえます。
外壁塗装は高度な技術と経験が必要になるので、ハイレベルなDIYといえるでしょう。
初心者はDIYは難しい
外壁塗装は難易度の高いDIYなので、初心者には難しいといえます。
先ほども述べましたが、外壁塗装は高度な技術と経験が必要だからです。
現に、外壁の塗装は外観をよくするためだけではなく、外壁を保護する役割があります。
経験も知識もない素人が外壁を塗装した場合、外壁の保護どころか外壁の劣化を進行させてしまうかもしれません。
「外壁でも塗ってみようかな」と思いつきで外壁塗装をするのは危険です。
外壁塗装のDIY経験者にアドバイスしてもらったり、経験者と一緒に作業したりするほうが無難といえるでしょう。
外壁塗装をDIYする際の手順について
実際に外壁塗装をDIYする際の手順を解説していきます。
外壁塗装の手順は次のとおりです。
1、洗浄
2、養生
3、下地補修
4、下塗り
5、上塗り2回（中塗り・上塗り）
作業手順は上記のようになります。
また、実際に作業するときは高所作業になるので足場が必要です。
梯子（はしご）や脚立での作業は危険なので、足場を組むようにしましょう。
足場はレンタルすることも可能ですが資格などがないと組めないこともあります。
正しい組み立て方をしなければ、作業時に足場が崩壊し事故につながります。
さらに、足場を組んだり解体したりする作業自体も危険です。
足場の設置・解体は、プロにお願いするようにしましょう。
足場の設置相場は、20万円〜25万円程度。
費用が高いような気はしますが、費用を削って怪我をしていては意味がありません。
安全に作業できる環境を心がけましょう。
1、洗浄
塗装する箇所をブラシや高圧洗浄機で洗浄します。
外壁に付着したホコリや汚れを落とし、外壁と塗料の密着を強くするためです。
洗浄前に、洗浄水の飛散を防止するシートをかけて養生しないといけません。
ちなみに最近、小型の高圧洗浄機はホームセンターなどで購入することもできます。
価格は2万円〜3万円程度です。
2、養生
塗装しない箇所をビニールなどで養生します。
窓ガラスや植木・地面など、塗料の飛沫を防ぐためです。
マスカーと呼ばれる、養生テープとビニールシートが1つになったものがあります。
ホームセンターでも買えるので、外壁塗装をする際は必須です。
3、下地補修
外壁のひび割れや劣化したコーキングの補修をします。
ひび割れや傷を放置しておくと、雨水が住宅内部に浸透し住宅劣化の原因に。
塗装前にチェックをして、必ず補修するようにしましょう。
ちなみに、コーキング材は市販のもので大丈夫です。
変成シリコン系のコーキング材であれば、どんな箇所でもオールマイティに使えます。
4、下塗り
ここから塗料を塗る作業に入りますが、まずは下塗りから行います。
下塗りを行う理由は、外壁と上塗り塗料の密着をよくするため。
また、下塗りは外壁が塗料を吸収することを防ぐ役割もあるのです。
下塗りを丁寧に行わないと、塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
そのため、塗りムラが出ないように、しっかりと塗装しましょう。
外壁の種類にもよりますが、扱いやすい水性の塗料がおすすめです。
広い面はローラーを使い、細かい箇所は刷毛（はけ）を使って塗りましょう。
5、上塗り2回（中塗り・上塗り）
下塗りが乾いたら、上塗りを2回行います。
なぜ2回塗るのかというと、1回の塗装では耐久性が低下してしまうからです。
上塗りを2回塗ることで、塗装面が分厚くなり耐用年数が長くなります。
さらに、塗り残しも防ぐことができるので、仕上がりも綺麗になります。
中塗り（上塗り1回目）は、塗装に厚みをつけて耐久性を高めます。
下塗りと同じようにローラーを使い、細かい箇所は刷毛（はけ）を使いましょう。
続いて仕上げの上塗り（上塗り2回目）。
塗り始める前に気をつけることは、塗料の乾燥です。
塗料の説明をよく読み乾燥しているかどうか確認してから作業をしてください。
上塗りは仕上げの塗装なので、塗り残しや塗りムラが出ないように注意して行いましょう。
ちなみに、中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
近年使用される外壁塗料は、シリコン樹脂・フッ素樹脂、無機塗料の3種類です。
それぞれ耐用年数やカラーのバリエーション・値段が異なります。
日本の住宅の外壁の場合、シリコン塗料がよく使われていますよ。
外壁塗装をDIYするメリット
素人には簡単ではない外壁塗装。
その外壁塗装をDIYすることのメリットは何でしょうか。
メリットは3つあります。
・費用を抑えられる
・外壁塗装の腕が上がる
・悪徳業者にだまされない
費用を抑えられる
外壁塗装をDIYすれば、費用を抑えることができます。
道具を全て揃えて足場の設置だけ依頼したとしても、外壁塗装業者に依頼する半額ぐらいでできるからです。
実際に自分でDIYする場合、足場設置費用で20万円かかったとしても道具や材料費を含めて、40万円ほどで可能になります。
外壁塗装業者に依頼した場合は、外壁の広さにもよりますが約80万円〜130万円かかるのです。
このように外壁塗装をDIYすれば、費用を半分くらいに抑えることができるでしょう。
外壁塗装の腕が上がる
外壁塗装をDIYすることで、外壁塗装の腕が上がります。
どういうことかというと、住宅１軒を自分で塗装するということはそれなりの経験になるからです。
現に住宅1軒分の塗装となると、かなりの広さの塗装をすることになります。
自分でその塗装をこなせば、それなりの技術も身に付くことでしょう。
また、実際に外壁塗装を体験することで外壁塗装の知識も得られます。
このように外壁塗装をDIYすれば、外壁塗装が上達することになるのです。
さらに、趣味でDIYしている人であれば、今後のDIYライフに役立つことでしょう。
悪徳業者にだまされない
外壁塗装をDIYすることで、悪徳業者にだまされる危険性がなくなります。
その理由は、外壁塗装をDIYするということは外壁塗装業者に依頼することがなくなるからです。
事実、外壁塗装の業界では悪徳業者が多く存在します。
ちょっとした補修で高額な請求をしたり強引なセールスをしたりなどです。
外壁塗装を自分でDIYすれば、そのような業者と関わる心配はありません。
このように外壁塗装をDIYすれば、「悪徳業者にだまされないかな」と心配することがなくなるのです。
外壁塗装をDIYするデメリット
続いて、外壁塗装をDIYするデメリットについて解説していきます。
デメリットは次の3つです。
・時間がかかる
・失敗する可能性がある
・事故につながる
時間がかかる
外壁塗装をDIYする場合、どうしても時間がかかります。
いくらDIYに慣れている人でも、外壁塗装は素人だからです。
例えば、外壁塗装業者が作業した場合、作業にかかる日数は7日～14日程度です。
しかし、自分でDIYするとなると1ヶ月以上はかかります。
さらに、天候が悪ければもっと長い期間がかかることでしょう。
このように外壁塗装をDIYすると、予想以上の時間がかかってしまうのです。
失敗する可能性がある
外壁塗装をDIYすると、失敗する可能性があります。
先ほども述べましたが、外壁塗装の素人が作業することになるからです。
やはり、プロと同じようにできるわけがありません。
うまく塗りたいと思っても、なかなか上手くいかないことのほうが多いです。
また、外壁塗装はそれなりの技術と知識、体力も必要といえます。
そのため、上手に塗れたと思っても数年で剥がれ落ちたり、耐久性が落ちて外壁自体に影響が出たりする可能性も。
どちらにしろ、結果的に「プロに頼んでおけばよかった」ということになりかねません。
このように外壁塗装をDIYすると失敗する可能性があるので、注意が必要です。
事故につながる
外壁塗装をDIYすると事故につながります。
なぜかというと、外壁塗装のプロでも墜落・転落事故を起こしているからです。
実際に、厚生労働省が発表した「令和2年労働災害発生状況の分析等」において次のようなデータがあります。
建設業における労働災害発生状況（事故の型別）｜令和2年
死亡災害（墜落転落） 95件
死傷災害（墜落転落） 4,756件
参考元：令和2年労働災害発生状況の分析等｜厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000790380.pdf
2021年11月30日作成
上記のように建設業界でも転落事故が4,756件発生。
そのうち、死亡事故が95件起きています。
また、少し古いデータですが、日本塗装工業会が平成17年に発表した「塗装工事における事故の種類別死者数」というものがあります。
これによると、塗装工事における事故全体の死亡者数が777人に対し墜落・転落による死者数が533人という結果に。
塗装工事における事故の７割が墜落・転落による事故になっているのです。
このように外壁塗装は、これだけ危険な作業ということ。
外壁塗装は危険作業なので、DIYすると事故につながる可能性があるのです。
外壁塗装はDIYではなくプロに任せよう！
外壁塗装をDIYすることは、結論では可能です。
しかし、素人にとってはとても難しい作業になります。
プロと同じような技術を一瞬で身につけることは不可能といえるでしょう。
また、そもそも外壁塗装は大切な家に長く住むためにするもの。
DIYにより外壁の劣化が進んでしまったら、費用を節約する意味がありません。
やはり、外壁塗装はプロに任せるのが1番といえます。
その理由は、外壁塗装のプロなら耐久性の高い塗装を安全に作業してくれるからです。
現に、外壁塗装のプロであれば、7日～14日程度で作業が完了。
しかも、熟練の技でその土地や気候にあった塗料選定をして長持ちさせてくれます。
このように外壁塗装はDIYでもできますが、プロに任せたほうがメリットが大きくなるのです。
DIYしようと思ったら思いつきで行動せず、一度プロに相談するのもいいでしょう。
外壁塗装のDIYのまとめ
外壁塗装のDIYについて解説しました。
外壁塗装はDIYすることが可能です。
しかし、外壁塗装をDIYすることでデメリットもあります。
そのデメリットを考えると、一度プロに相談することが得策といえるでしょう。
外壁塗装をDIYする場合の最大の魅力は『自分の好きなようにできる』ということ。
逆に考えれば、自分の好きなように外壁塗装ができるのであれば、作業はプロに任せたほうが安全で効率もいいですよね。
色彩ペイントホームは、お客様の意見を大切にしている塗装専門店です。
当社は工事期間中、塗装体験などもしています。
自分で塗ってみたいなどご希望がありましたら、職人と一緒に足場に上がり丁寧に教えてもらいながら、塗装体験ができます。
また、現場でお客様の意見を聞き入れながら、お客様の納得のいく外壁塗装を安全に作業していきます。
色彩ペイントホームなら、まるで自分がDIYするかのように『自分の思いどおりの外壁塗装』を叶えます。
外壁塗装をDIYしようと思ったら、一度相談してみてはいかがでしょうか。